前回は液晶タブレットと板タブレットの違いについて調べてみました。

デジタルイラスト初心者としては、価格も安く、試用に最適な板タブレットを検討してみたいと思います。

これを踏まえて、板タブレットについて、各社の発表している商品を比較してみたいと思います。

メーカーは、ほぼ日本と中国の会社

オススメの板タブレットを検索した時、多くのサイトで紹介されているメーカーは下記の通り。

・Wacom(日本)

・RAYWOOD(日本)

・プリンストン(日本)

・XP-PEN(中国)

・GAOMON(中国)

・HUION(中国)  ・・・

調べてみてわかったことは、とにかく中国メーカーの多さ。

機能が豊富なうえに、値段が安いため、初心者におすすめだそうです。

しかしながら、国内メーカーに頑張ってほしいという意味も込めて、

日本国内メーカーに絞って、さらに深堀していきたいと思います。

国内シェアは驚異の98パーセント!「Wacom」

最初に紹介するのは、埼玉県に本社を置く、老舗メーカーのWacomです。

なんといっても、歴史に裏打ちされた抜群の信頼感があります。

その製品は、国内外問わず、多くのクリエイターに愛用されています。

にぎり心地の良いスタイラスペン(タブレット用のタッチペンのようなもの)をはじめ、

ユーザーの使い心地を追求した製品を多く取り扱っています。

また、国内メーカーのため、サポート体制も万全で、安心感があります。

多くのおすすめサイトで、「困ったときは、Wacomを買え!」といわれているほどです。

①Intuosシリーズ

SサイズとMサイズがあり、デジ絵の入門に最適です。

4つのショートカットキーがついており、頻繁に書いたり消したりするデジ絵の特性にぴったりです。

②One by Wacomシリーズ

ワコム製品の中の最安値モデルでありながら、高い操作性はそのままの商品。

ショートカットキーはなく、ペンとタブレットのみのシンプルなつくりになっています。

③Intuos proシリーズ

上級者向けのモデルで、高品質な素材で作られています。

画面の回転時などで使用するタッチホイール、技術の粋を集めたスタイラスペンなど、クリエイターにとってはありがたい機能が満載!

さらに、アナログ絵を読み取り、デジタルで取り込むモデルも発売されています。

ホビー用品メーカー「RAYWOOD」

2017年に設立されたRAYWOODは、きめ細やかな対応が好評のホビー用品メーカー。

エアブラシなどのほかに、ペンタブレット事業にも参画しています。

低価格ながら、ハイスペックなペンタブレットは、発売と同時に売り切れてしまうほど。

現在も品薄の状態が続いているようです。

①筆や写楽「KUMADORI」

タブレット面が広く、ショートカットキーも28種類設定が可能な、人気モデル。

快適なデジタルイラスト制作のための機能が満載です。

また、充電不要のスタイラスペンは、にぎり心地もよく、一度握ると手放せなくなりそうです。

②筆や写楽「TSUKISHIRO」

シンプルさを追求したモデルになっており、ショートカットキーは4つ。サイズもコンパクトになっています。

また、紙ベースの下書きを載せてトレースしても、読み取り可能!

アナログとデジタルを併用する人におすすめとなっています。

本体は、「TSUKISHIRO」の名の通り、真っ白で、スタイリッシュです。

快適なビジネス環境を創造する「プリンストン」

PC周辺機器を取り扱うプリンストンは、昨今の「リモートワーク」や「Web会議」を快適に進捗するためのノウハウが強みの企業です。

今や、ペンタブレットを通常のオフィスで見ることも多くなりました。

スタイリッシュな外観は、おしゃれな職場環境での労働意欲を高めてくれることでしょう。

①WoodPadシリーズ

ほかのペンタブレットと一線を画す、天然素材を使用した木目調のフォルムが目を引く一品。

インテリアとしても、周辺環境に溶け込むこと間違いありません。

見た目だけでなく、機能も充実しています。

描画面は10.4インチと、広すぎず、狭すぎずちょうどよい大きさです。

プリンストンでは、PC周辺機器も豊富のため、スタイラスペンの種類も多く、様々なカラーが用意されています。

好みに合わせて選択することが可能です。

初心者用は10000円以下のもので十分?

ペンタブレットは使用したことのない人にとっては敷居が高く感じるものですが、まずは使用してみるという意味で、あまり高くないものを試しながら使用してみましょう。

使用に慣れてきて、それ以上のものが必要になったら、ハイエンドのモデルや、液晶タブレッの購入を検討しましょう。

また、お絵かきソフト同梱キャンペーンを行っているところもあります。

お絵かきソフトは、デジタル絵を始めるには必須といっていいので、

各通販サイトをはしごしながら、自身の求めるものを探してみましょう。