初期設定を終えたら、とにかくまずは描いてみましょう。
落書き感覚で、絵や文字などをひたすら画面上に出力していきます。
描いた落書きは、記念すべきデジ絵での最初のインスピレーションなので、保存します。
後々役に立つ日が来るかもしれません(?)
ということで、今回は、絵を描くときの基本中の基本。ペンの種類を
見ていきたいと思います。
※使用するお絵かきソフトは、CLIPSTUDIO PAINT Proです。
デジ絵における、ペンの立ち位置
ペンの種類は様々で、用途に応じて使い変えます。
例えば、鉛筆は下書きをするのに使いますし、Gペンは、線入れに使用します。
具体的に言えば、
下書きをする際は、入り抜きなどがなく、スピーディーに描けるペンが描きやすいです。
線入れの際は、線の強弱などがつけやすいペンを使用します。
この点は、前回の初期設定での筆圧設定も重要になってきますので、設定がまだ!という人は先に初期設定を終えておきましょう。
ここからはペン先の種類を大まかに見ていきたいと思います。
・Gペン、リアルGペン
アナログで絵を描く際にも、ペン入れ時に使用する人の多いGペン。
初心者にも使いやすいことでおなじみですが、デジ絵においても、各種ペン入れに使用する場合が多いです。
特徴は、入り抜きが表現可能で、線の強弱がつけられます。
線の太さが一定だと、イラストはどうしてものっぺりとした印象に仕上がってしまうもの。
せっかくの作品ですから、Gペンを使いこなして、印象的な作品を仕上げてみたいものです。
・丸ペン、カブラペン
Gペンに比べて、ペン先が硬めです。そのため、入り抜きも抑えられて、機械的な線に仕上がるのが特徴です。
背景や、物質などの線入れに効果的です。
・カリグラフィペン、ざらつきペン
ざらざらとしたタッチが特徴的なペンです。
ペンの形が凸凹しているので、主線のペン入れには不向きです。
自然物の背景など、非人工的なものの外枠などにアクセントとして入れる方法がよいのかなと思います。
・マーカー系
サインペンのようなさらさらとしたタッチが特徴。
無機質で線の強弱も余りつけられませんので、何も考えず、気の赴くままに下書きをするときなどに使えそうです。
また、マンガの中の擬音のペン入れ時に使うことができそうです。
・鉛筆
通常のペンとは異なり、線の中に塗りムラが現れるのが特徴。
重ねて書くことで、書きたい線を強調できるので、ラフ画にもってこいです。
通常の鉛筆や、シャーペンなど種類も豊富です。
・パステル
美術の時間でしか触ったことのないパステルのタッチも、クリップスタジオで表現できます。
主線をぼやかす画法でつかえそうです。
アナログに比べて、修正のしやすいデジ絵においても、
下書きと線入れの重要性は変わりません。
ペン先の特徴と使い方のコツをマスターして、1ランク上のデジタルイラスト作品を目指しましょう!