「一生幸福でいたいなら、釣りをしなさい」
という古い格言があるほど、釣りというものは奥深くて、魅了されるものなのだそうです。
自身も、釣りは年に１～２度ほど行ってはいますが、なかなか大物に巡り合うことなく・・
（小物も稀）
こうなれば、確実に釣れるであろう、漁船に乗船し、沖合でのアジ釣りに挑戦しました。
今回利用したお店は、千葉県浦安市にある、須原屋です。
浦安から、神奈川県沖へ
早朝6時に店に到着し、乗船札を購入します。
一人9500円と、このあたりの船宿としては、若干安め。
アジ釣りとキス釣りの船が出航予定ですが、キス釣り船の方が混雑気味。
アジ釣り船客はそれほど多くなく、船上のスペースも広く確保できて快適でした。
ちなみに、竿もレンタルしており、クーラーボックスさえ自前の物を用意すれば、
何も持ってこずに釣りが楽しめます。
７時に出航し、神奈川県沖を目指します。
時に盛夏真っただ中。日差しが強く、対策は必須です。
出航から１時間、ようやく最初のポイントに到着。（八景島付近）
仕掛けに餌を付け、釣行開始です。
８時～９時
何回かアタリはあるものの、巻いている途中でばれてしまいます。
味は口先が弱く、すぐにバレやすい魚として有名です。
この時間帯での釣果は、フグ一匹のみ。
しかも、仕掛けを嚙み切られてしまうという、フグあるある。
ただ、フグはビジュアルがかわいいので、少しの間、行動を共にしてもらうことに。
つかむと、プクーっと膨れるのが、フグのチャームポイント。
９時～10時
突如として、アジの魚群に遭遇。船長のアドバイス通り、釣りをしていると、たちまちアジが釣れ始めます。しかもサイズが大きい！20ｃｍほどのモノから、中には30ｃｍを超える、通称「ギガアジ」と呼ばれるものを釣る人まで！こうなると楽しくなってくるのが釣りというもの。
結果、この時間帯で20ｃｍ超のアジを５匹ほどゲットできました。
そして、短い間、行動を共にしてきたフグとはお別れ。
ポイントを変えるタイミングで、リリースです。
１０時～１２時
この時間帯は忍耐の時。なかなか釣果が上がりません。
小刻みにポイントが変更されます。そうこうしているうちに、横浜港（大黒ふ頭付近）に到着。ここでは、港湾の堤防付近に漁船が大挙していました。
この辺りの港は、立ち入り制限区域（外国の貨物船が停泊している）なので、陸から釣りをしている人はいません。
なので、皆船から釣り糸を垂れているようです。
しかしながら、超大型貨物船の停泊している間に漁船が密集しているので、心配していると、
案の定、税関の船から退去勧告が出たらしく、急いでポイントを離れることに。
この時、カサゴが釣れましたが、サイズが小さいので、リリース。
根魚系は、成長するのが遅いので、幼魚はリリースするのが釣り人暗黙のルールです。
１２時～13時
日差しが強くなり、照り返しも半端なくなってきました。このころになると、体のあちこちが悲鳴を上げてきます。
しかしながら、船長の「もうちょっと頑張れば、今なら釣れる」という声に励まされて、ひたすらコマセをかごに詰めて、沈める作業。そうこうしているうちに、３匹のアジを追加できました。
いずれもサイズは20ｃｍ超。やはりこの辺りのアジは大きいです。
13時15分 沖上がり
日差し、気温が最高潮を迎えたところで、沖上がり。
今回のアジ釣り釣果は、結果８匹。
船釣りとしては、もう少し釣りたかったところ。
しかしながら、１匹１匹のサイズが大きいので、とりあえず満足です。
刺すような日光を体に浴びながら、帰路へ。
ちなみに、ゲットしたアジはそのまま海水＆氷入りのクーラーボックスへIN。
このままアジを麻痺させて、鮮度の高い状態で持ち帰るのが、船釣りの醍醐味です。
今回の結果
アジ✕８匹（15ｃｍ✕１匹、20～25cm✕６匹、27cm✕１匹）
帰宅後、まずは氷シメしていたアジを刺身にて食してみます。
生きている間は、いわくつきの寄生虫も、身にうつりにくいのだとか。
ねっとりとした、うまみの凝縮された身は、病みつきになりそうです。
ただ、若干、熱中症気味の体には、魚をさばく作業はしんどかった・・。
とにかく、夏場の船釣りには、熱中症対策は必須です。
今回のメニュー
・刺身✕１匹
・なめろう✕４匹
・アジフライ✕３匹
レジャーの選択肢として、船釣りに行ってみては？
船釣りの魅力は、なんといっても魚の釣れる確率が高いという点です。
海を知り尽くした船長の指示に従っていれば、何も釣れないということはほとんどありません。（釣る魚種によりますが）
また、多くの釣り船屋はレンタルの道具一式を貸してくれますので、余計な設備投資をする必要がありません。
「釣りはいいけど、ボウズ（一匹も釣れないこと）は避けたい・・」
「いろいろな道具をそろえるのが面倒」
という人は、一度釣り船屋を利用してみてはいかがでしょうか？
今回の船宿
・須原屋(東京都江戸川区東葛西４－５８－２７）