最近では、コンビニでも見かける機会も多くなった、いなりずし。そんないなりずしの名店、神田志の多寿司のおいなりさんを手に入れることができました。味の堪能ついでに、ご紹介します。
明治創業の老舗が伝える「江戸前寿司」
1902年創業の神田志の多寿司は、淡路町に店舗を構える老舗のお寿司屋さん。
伝統的な江戸前寿司や、開店以来守り続ける製法で作られるかんぴょう巻などが
今なお多くの人に愛されています。
中でも甘さと辛さの絶妙なバランスがクセになる、いなりずしは、著名な方々もお忍びで買いに来るほど。
平日にもかかわらず、お昼時にはこのいなりずしを求めて行列ができることも珍しくないのだとか。
箱一杯に詰まった、おいなりさん
売り切れ御免のこのいなりずし。(5個入り690円)今回たまたま手に入れることができました。
レトロでカラフルな包装からは、そこはかとなく老舗の息吹を感じることができます。
箱を開けると、大ぶりのいなりずしが5個並んでいます。見るからにジューシーなお揚げに包まれたその姿は、まるで小判が詰まっているようです。
口の中に広がる、濃厚な甘さ
大きめのいなりずしを口いっぱいにほおばると同時に、お揚げからは、うまみたっぷりのエキスが染み出します。甘さと塩辛さが絶妙にマッチした出汁が口の中に広がります。この濃い目の出汁が、ご飯に絡み合うことで、程よい味わいに完成されていく様は、まさに芸術品です。
箸休めのガリも、味わいたっぷり!
付け合わせのガリも、さっぱりとしていながら、程よくしょうがの辛味が引き立った名脇役。
こちらもパクパクイケてしまいます。
お揚げとガリの相乗効果で、見た目大ぶりだったいなりずしは、あっという間になくなってしまいました。
贈答品として、また、自宅用として購入する人が後を絶たないこのいなりずし。
テイクアウトでの販売では、売り切れることも少なくないのだとか。
新宿伊勢丹にも店舗を出店しているということなので、見かけたら、ぜひとも手に取って食べていただきたい一品です。
※神田の本店では、電子マネー等の決済を取り扱っていないため、お買い上げの際は、ある程度の現金を持っていくのを忘れずに。。