― 物語に、体温を与える ―
前回は、AIにぼんやりとしたイメージを投げてみました。
そしていくつかの案の中から、
「立場を超えた二人の友情を描く物語」
という方向性が見えてきました。
今回は一歩進めて、登場人物と簡単な背景だけを決めてみることにしました。
ここで大事にしたのは、「全部を決めない」こと。
初心者の私は、つい設定を作り込みたくなります。
年齢、職業、過去のトラウマ、人間関係図……。
でもそれをやろうとすると、また手が止まってしまう。
そこでAIにこうお願いしました。
主人公を二人提案してください。
一人は盗賊、もう一人は王子様。二人とも、今は奴隷の身分。
王子様の見た目は頼りないお坊ちゃん風。
盗賊の少年は、荒々しい風貌だが義理人情に厚い。
荒廃したファンタジー物の設定でお願いします。
返ってきたのは、こんな人物像でした。
■舞台のトーン
from Chat GPT
荒廃した小国の周辺。砂塵と瓦礫が多い、やや乾いた雰囲気の地域。
奴隷商人がはびこり、治安は悪く、正義は沈黙している世界。
■主要キャラクター
◆レイ(仮)
・盗賊の少年。
・機敏で喧嘩慣れしているが、読み書きは苦手。
・売られた怒りと不安を暴れることでしか表せないタイプ。
・根は面倒見がよく、情が深い。
◆ユリウス(仮)
・滅びた王国の王子。
・身体は弱いが、礼儀正しく、教養と判断力がある。
・身分は隠しており、奴隷として静かに生き延びる道を探している。
・気品を失わない態度が、かえって周囲にいじめられる原因となる。
読んだ瞬間、「いいかも」と思いました。
完璧ではありません。でも、どこか引っかかる。
その“引っかかり”こそが、物語の種なのだと感じました。
さて、
・悪がはびこる、荒廃した世界観
・性格も身分も全く異なる二人
・今は「奴隷」という、同じ身分
という情景だけは、少しずつ浮かんできました。
次回からは上記をもとに、短編物として大まかなシナリオを考察していきたいと思います。