先日、水槽のレイアウトが完了したオビタイガーサラマンダーの「おひたし」
人口のねり餌を与えて、様子を見てみることにしました。
練り餌の種類も様々
まず、人口餌について調べてみます。
人口餌は、観賞用の小動物向けに作られた、人工飼料です。
生餌(つまり昆虫や小動物など)と比べて、栄養価のバランスに優れており、しかも保存がきくということで、生餌を敬遠する人たちから愛用されています。
ただし、いい点ばかりではなく、下記のように
・生体がエサと認識しないと、食べてくれない
・水質を汚してしまう
・与える量がわかりづらい
などのデメリットもあります。飼育難易度が高い生体になると、そもそも生餌しか食べない、という個体も存在するそうです。
人工飼料は、各社がそれぞれ特徴のあるものを販売しており、代表的なものといえば
・キョーリン ひかりベルツノ(両生類全般)
(カプセル錠剤程度の大きさで、水に浸すとすぐに吸水される。ちぎれにくく、周囲を汚さない)
・スドー フロッグステープルフード(カエル類)
(粉末状で、水分を含ませて練るタイプ。魚粉のほか、でんぷん質やたんぱく質を含む)
・GEX EXOTERRA レオパブレンドフード(昆虫色爬虫類向け)
(昆虫原料が半分近くを占める。嗜好性が高く、グルメな子にも◎)
今回は、安価で餌を与えやすいとの口コミから、試験的に「ひかりベルツノ」を選んでみました。
タイガーサラマンダーの餌付け難易度
タイガーサラマンダーは、食事に対して非常に貪欲な生き物で、口に入るものは、とりあえず食いつくという習性があるそうです。目が離れてついているため、視野が広く、野生化においても様々なものを口に入れているとのことで、人口餌の餌付けも、比較的容易であるようです。
いざ実食、その結果は・・・
早速、他の方も実施しているように、割り箸の先に練ったひかりベルツノを半分にして与えてみます。
(与える量がわからないので、とりあえず前菜気分ということで・・・)
これらの動物は、動くものにしか反応しないとのことから、土管に潜んでいるおひたしくんに見えるよう、ゆらゆらと揺らしてみます。
・・・むむむ、視線は向けるものの、やはり警戒して食べてくれませんでした。
そこで、釣り糸の先を玉結びにして餌止めにし、割り箸の端に結び付けて、与えてみます。
すると、パクっと食いついてくれました!しっかりと口の中に入ったことを確認すると、土管の奥に引っ込んで堪能しているよう。食べ残しも0で成功です!
正直、人口餌は慣れさせるまでは根気勝負と聞いていたので、戦々恐々としていましたが、意外とあっけなく食べてくれました。
同じ人口餌だと、「飽きる」・・?
今回、このひかりベルツノへのおひたし君の食いつきはまずまずでしたが、個体によっては偏食のある子もいるそうです。
次は違う飼料も挑戦してみて、それぞれの特徴や、個体の好き嫌いを踏まえて、与えていきたいと思います。
もちろん、餌のやりすぎには注意します!