前回、コンセプトを考えた3つのキャラクターのイメージ起こしをしてみます。
様々なペンを使用して、使い心地を確かめてみたいと思います。
ちなみに、前回誕生した新キャラクター(案)は下記の三つ。
・須磨 方右衛門(鳥居とスマホを合わせたようなキャラ)
・瓦版屋 勇次(江戸時代のかわら版屋と歌舞伎をイメージしたキャラ)
・健康法師(徒然なるままに、自身の健康を語るお坊さんをイメージ)
ラフスケッチ
思いの向くままに、まずは描いてみましょう。ペンの種類ごとに考察します。
・鉛筆
ペンの先を拡大してみるとわかる通り、円形ではなく、ごつごつとした形状。
線に濃淡が出て、強弱が明確にわかります。
タッチと書き出しにタイムラグがなく、すらすらと走り書きに最適な感じです。
・シャーペン
ペンの先は、鉛筆とほぼ変わりませんが、先ほどの鉛筆と比べて、薄く書けるのが特徴。
線を引くと、鉛筆のごつごつとした感じよりは、すんなりと引けます。
髪の毛の1本1本を表現するような下書きに適しているのではないかと思います。
・デッサン鉛筆
とにかく濃いので、どちらかというと墨を置いているような感覚。
下書きから完成までを、鉛筆画で進める場合には、濃淡の表現で使えそうです。
レイヤー
レイヤーとは、例えるならば、アナログのお絵かきにおける「紙」にあたります。
ただし、紙と違うのは、基本的に透明である、ということです。
ここに、白地を塗って、紙のように書くこともできますし、透過性を生かして、後ろのレイヤーを写したりできます。
また、消去、コピー、切り取りなど、あらゆる作業が可能です。
その中でも、今回は下書きレイヤーを使ってみます。
これは、色塗りや範囲指定の際に、領域として認知しなくすることができます。
つまり表示されているだけで、様々な作業の邪魔をしなくなります。
(主線を引くガイドのためだけに表示させるレイヤー)
指定する作業はとても簡単。
下書きレイヤーのチェックを入れるだけ。
これで、色塗りが格段に楽になりますので、まずは下書きする際は、最初にあらかじめ下書きレイヤーに指定しておくとよいでしょう。
下書きレイヤーもそうですが、レイヤーは細かく設定したほうが、細かい作業の際に楽になります。
主線のレイヤーも顔、髪の毛、体など、分けておくことで、色塗りや、線の微妙な調整がしやすくなります。
とはいえ、最初はよくわからないので、とりあえず、下書きのレイヤー、主線のレイヤー、色塗りのレイヤーに分けることとします。
さて、3人のキャラクターのラフが大方完成しました。
次は、様々なペン先で、線入れを行っていきたいと思います。