京浜急行で三崎口駅へ!マグロの水揚げが有名な三崎港を巡る日帰り旅行記です。

あんた!明日ヒマだろ?
ちょいと付き合っておくれよ!

てやんでい!こちとら明日は家で一日ゆっくりするってぇ
決めてるんでぃ!

決まりだね!そんじゃ、出かける準備しておいておくれ!

気候も暖かくなり、春の息吹が感じられる今日この頃。
ふと思い立って日帰りの旅行に行ってきました。
場所は神奈川県三浦市。三崎漁港でおなじみの「海の町」です。
今回は、この三浦市へ、京浜急行フリーチケット「みさきまぐろきっぷ」を利用して、海の幸を堪能することにしました。

みさきまぐろきっぷ | おトクなきっぷ | 遊ぶ・出かける | 京浜急行電鉄(KEIKYU)

都内から約2時間!京浜急行で神奈川県の三崎口駅へ

三崎口駅を降りると、インパクト大の「まぐろが旨い。」ポスター。

神奈川県の三浦市は、マグロの水揚げで有名な三崎漁港があり、漁業や農業が盛んな地域になります。場所は三浦半島の先で、下田や横須賀よりも南下した場所に位置しています。
現在、京浜急行で三崎口駅までの直通電車を走らせており、乗り継ぎなどの面倒なく、簡単に同地を訪れることができます。

下田っていやぁ、幕府が外国向けに開港したところじゃねぇか!
黒船でも見に行くのかい??

いつの話してんだい!

三崎口~三崎港までバスで移動。昼食の場所を探す

三崎まぐろきっぷは、食事、イベント、お土産の購入を満たすことで、お得に旅を楽しめるというパッケージプラン。まずは駅からバスに乗り、三崎港まで移動します。ちなみに京浜急行区域は1日フリーパスのため、京急バスも乗り放題です♪
今回は、刺身盛り定食で有名な、「くろば亭」で食事をすることにしました。

スマホでフリー切符の購入画面を見せればOKさ。
便利な世の中になったもんだよ。

新鮮なマグロと、魚介が楽しめる「くろば亭」

三崎港バス停より徒歩10分くらいのところにある、「くろば亭」。休日には行列ができることもあるとか。
11:00からマグロの解体ショーを店頭で実施しているようです。少し遅れたため、店頭には立派なマグロのカマが。

まぐろ料理と三崎の地魚 – くろば亭 (kurobatei.com)

くろば亭では、11時の開店に合わせて、店頭でマグロのカマの解体ショーが行われます。
朝採れの新鮮な魚介を使った刺身盛り定食の美味しさも相まって、土日には行列のできるほどの人気店なんだとか。
店内には手書きのマグロのイラストが所狭しと飾られています。
早速、三種類あるまぐろきっぷ指定メニューの中から、「刺身盛り定食」と「漬けマグロ天丼」を頼んでみます。

電車のたびってぇのは、昼から酒が飲めるってとこがうれしいねぇ!
大将!とりあえず生一丁!

ちょいとあんた!ズルいじゃないか!
アチシの分も頼んでおくれよ!

その日仕入れた新鮮な刺身盛り定食。提供時にその日の魚の種類が説明されます。500円ちょっとを上乗せすると、マグロの大トロを追加できます。
マグロの漬け天丼。とってもボリュームがあり、ご飯の量は注文時に調整できます。

まずは刺身盛り定食。おなじみのマグロや、イカ、イナダにアジなど、その日仕入れた店おススメの魚介が山盛りに盛られています。さらに580円追加することでマグロの大トロも載せることができます。
普段口にする刺身とは一味違う、ハリのある身は、噛むほどに魚介のうまみを感じさせてくれます。これはビールも進みます!

一方漬けマグロ天丼は、しょうゆ漬けのマグロの赤身、マグロのてんぷらが乗ったボリューム満点の一品。普段食べることがないマグロのてんぷらは、口の中でほろりと崩れる新食感。ねっとりとした漬けマグロも魚の美味しさを再認識させてくれるものでした。

アンタ!大トロ独り占めしようとしてるんじゃないだろうね?
アチシの分も残しておいておくれ!

ばれちまったか!
こいつぁ、うっかりってやつだ!

昼ご飯のあとは…海の中を覗いてみる!

船の周りはカモメや鳶が群がってきます。100円で餌やりもできます。
餌付けされた魚は、船に対し警戒心がないため、メジナやクロダイなどが餌を求めて群がってきます。

おいしいご飯のあとは、腹ごなしも兼ねて三浦ならではのアクティビティに参加!水中観光船に乗船して海の中を覗いてみます!このにじいろさかな号は、船底に特別な加工をした船で、あるポイントにつくと、ガラス張りの壁から海の中を見ることができます!月日を重ねて、魚に餌付けをすることで、警戒心の高い魚たちが集まる環境を作ったそうです。メジナと呼ばれる警戒心の高い魚が、餌を目当てに寄ってくる姿は、ここでしか見られない貴重な光景です。
通常の料金は大人1500円、子供700円(未就学児は200円)ですが、フリーきっぷを利用していると、無料で楽しめます。

三崎マグロ 三浦市の産直品売り場 うらり (umigyo.co.jp)

そういや、よく釣りに行くどっかの誰かさんは、
いつになったらこういう魚を釣ってきてくれるのかねぇ・・?

てやんでぃ!言われると思ったよ!

三浦半島最南端、城ヶ島へ

城ヶ島には船で渡るか、バスで行くことができますが、今回はあえて歩いてみます。三崎港のバス停から、全長575メートルの城ヶ島大橋を渡って約3~40分程度の道のりです。

全長575mの城ヶ島大橋。以前は有料でしたが、今は無料で渡ることができ、ジョギングする人の姿も散見されます。

アンタ!ボヤボヤしてないで、さっさと行くよ!
まったく、だらしないねぇ・・

ちょ、ちょっと待ってくんな!
このなげェ橋を渡るのかい?

海岸沿いで、自然が作る光景に目を奪われる!

城ヶ島灯台周辺の「長津呂崎」。磯釣りを楽しむ釣り人の姿が散見されます。

城ヶ島のバス停の周辺には、ちょっとした土産物屋や軽食店があり、海へ出るルートと、島の海側を散策できるトレッキングコースへのルートに分かれます。ここは、海の方向へ出るルートを選択。途中にある、程よくさびれた灯台は、まるでRPGゲームに出てくるダンジョンのよう。

城ヶ島灯台。裏側は、ところどころ立ち入り禁止の個所があります。
まるでRPGのダンジョンのような城ヶ島灯台の中庭。モンスターが現れてもおかしくない雰囲気・・。

こいつぁ、敵が出てくる展開だな!
セーブポイントはどこになるんでぃ!

・・・楽しそうだね、アンタ。


海沿いは岩場が広がり、磯釣りを楽しむ釣り人の姿が散見されます。
しばらく岩場を歩くと、遠目に「馬の背洞門」と呼ばれる景勝地を望むことができます。自然が作り出す不思議な光景を目の当たりにしながら、しばしの休息をとるのでした。

遠目に見る「馬の背洞門」。
内陸側には、トレッキングコースも整備されています。

馬の背洞門から3~40分くらいで、島の反対側に到達するってさ!
よし!いっちょ行ってみようじゃないか!

か、勘弁してくんな!
足が棒だぜ・・。

京浜急行マグロフリーきっぷで、心も体も胃袋もリフレッシュ!

マグロフリーきっぷは一人3〜4000円という破格の値段で、心もお腹も大満足!海の幸と町が堪能できるこのプランで、充実した日帰り旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか?

どうだい!来てよかっただろ?
さて、明日はどこへ行こうかねぇ・・

てやんでぇ!おいらもう、あるけねぇよ!